2011年2月28日月曜日

「確か」と「確かに」 は完全に違う言葉です!

取引先の企業を訪問したあとの会話です。社員Bは何と言うのが正しいでしょうか。

社員A :「あの会社、見積もり出すの、来週って言ってたよねぇ?」

社員B: ① 「えぇ、確か、来週って言ってた思うんですけど...」
            ② 「えぇ、確かに、来週って言ってたと思うんですけど...」

2011年2月27日日曜日

子供は両親に預けっています?

(誤)子供は両親に預けっています
(正)子供は両親に預けています

◇ 動詞の活用 タ形(テ形)

(?)東京にいった時は苦労しました。
いる「居る」のタ形なら(誤)、「行く」のタ形なら(正)

(正)東京にいた時は苦労しました。 <居る-居た>
(正)東京に行った時は、よく新宿で遊んだものだ。<行く-行った>

2011年2月25日金曜日

「要するに」は要注意

お客さんや上司の説明が、長すぎてよくわからない時、何と言って質問しますか。

要するに、~~ということでしょうか?」

もしそう言ったら、相手はだいぶ印象を悪くするでしょう。
「要するに」は、「ムダな部分を省いて要点だけを言うと・・・」というニュアンスがあります。「要するに」と使って質問すると、「くどいなぁ、これ以上聞きたくないよ!」というイライラ感を相手に直接ぶつけることになります。

そういう時は、
「それはつまり、~ということでしょうか」と言えば、謙虚さが現れてイライラ感の露出が和らぎます。

一方、自分が話している時に、ついつい説明が長くなってしまった・・・と感じることもあるでしょう。
そのような場面で、「要するに~ということです」と言って短くまとめるのは問題ありません。自らの説明のムダを認めていることになり、相手も納得でしょう。



2011年2月24日木曜日

その資料、3部が足りません!

(誤) その資料、3部が足りません。

(正) その資料、3部足りません。



◇ 副詞的な数詞には、助詞の「が」はつきません。

2011年2月23日水曜日

電話がかけました?

(誤)母に電話がかけました
(正)母に電話をかけました

◇ 助詞「を」「が」は、動詞とセットで覚えましょう。繰り返し、何度でも!

(私が)電話かけた
(私が)電話もらった
(私に)電話あった
(私に)電話かかってきた

2011年2月22日火曜日

「貿易をしたい」は意味不明です

みなさんとの転職相談でよくある会話。

私    「どんな仕事を希望していますか。」
あなた 「貿易をしたいです。」
私   (一体、何をしたいのだろう、この人は?)

日本語では、希望の仕事について話す時に貿易という単語を使いません。日本語での「貿易」は主に経済用語や統計用語として使われます。「日中貿易」や「貿易額の推移」などです。

ですから、「貿易をしたい」と言われても具体的に何をしたいのか伝わりません。日本人に同じ質問をしたら、「貿易」とは答える人はまずいないでしょう。

国境をまたいだモノの売買に携わりたいのなら、

「輸出入をしたい」

と言うべきです。

また、人によっては、貿易と言われたら「貿易実務」だと考えることもあります。もしあなたが貿易実務を希望しているのなら、貿易実務とそのまま言ってください。

おそらく・・・
皆さんの言いたいことは、職種を現わすのであれば、購買、調達、生産管理、海外営業、国際物流など。業種を言うのなら商社という単語が相当すると思います。

就職関連の本を開けば様々な単語が出ていますから、調べてみるのもいいでしょう。

2011年2月21日月曜日

「特に」と「別に」の違い (「特別に」の兄弟語)

<問題>

お客様から「なにか質問ありますか」と聞かれた時、「別にありません」と答えたら、どのような印象を与えるでしょうか          

A. とてもよくわかりました。ありがとうございます。
B. あなたとはもうこれ以上話したくない!
C. 特にありません。