◇ 日本人の家に招待されて、手料理をごちそうになったことがある人も多いでしょう。下のケース
のように、「おいしいけれど、もうおなか一杯で食べられない!」という状況に陥った人も、たく
さんいるはずです。
先日、Cさんは上司の家に招待されました。上司の奥さんの手料理をすすめられるままに食べているうちに、すっかり満腹になりました。
上司 「Cさん、おかわりは?」
上司の奥さん 「どうぞどうぞ遠慮しないで。まだたくさんありますから。」
Cさん 「(困ったなあ・・もう食べられない・・)あ、あの、ありがとうございます。でも、もう十
分ですので。」
Cさんはこの時、上司と奥さんの顔色が少し変わったのに気づいたそうです。
何が良くなかったのでしょうか。皆さんなら、どのように断りますか。
<解説>
「もう十分です」は、「これ以上は要りません」「必要ありません」という意味なので、そのまま使うと冷たく聞こえてしまいます。
(使用例)
・言い訳はもう十分です。(=あなたの言い訳はもう聞きたくないです。)
・話し合いはもう十分です。(=これ以上、話す必要はありません。)
◇ Cさんのケースであれば、次のように言えば良かったでしょう。
Cさん 「ありがとうございます。でも、もう十分いただきましたので・・・」
奥さん 「あら、そうですか・・?」
Cさん 「ええ、本当においしくて、つい食べ過ぎてしまいました。」
◇ 「いただきました」の一言を添えることによって、「おなかが一杯」という説明になります。同時
に、相手への感謝も伝わります。さらに、「本当においしかった!」ことをはっきり伝えれば、OKです。
0 件のコメント:
コメントを投稿