先日、「いぜん」という言葉のアクセントが原因で会話がかみ合わない経験をしました。
Yさん: 韓国では以前、少子化問題が深刻です。
私: 今はどうなんですか?
Yさん: ですから、今も、深刻です。
私: ???(さっき、以前、と言ったよね?)
Yさん: 依然、千葉に住んでいました。
私: え?いつですか?今も?
Yさん: 2年前です。
私: ???
◇ 「以前(=前は)」と「依然(=今も)」は、どちらも「いぜん」と読みますが、アクセントが異なります。私たちは、アクセントの型で意味を聞き分けています。Yさんは、二つの言葉のアクセントを間違えて発音したため、混乱が生じてしまったのです。
(正) 以前(いぜん)⇒高低低
(正) 依然(いぜん)⇒低高高
(正) 韓国では依然(低高高)、少子化問題が深刻です。(=今も、深刻です)
(正) 以前(高低低)、千葉に住んでいました。(=前は、千葉に住んでいました)
◇ アクセントの間違いによって、言いたいことが相手に正確に伝わらないこともあるので、注意しましょう。
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