先週、このコーナーで「参考」という言葉の使い方を取り上げました。
さて、よく似た言葉に「参照」があります。皆さん、使い分けはわかりますか。
① 形の違い(動詞として使う場合)
「参考」→「参考にする」 ※「に」が必要です (例)参考にしてください ・ 参考になさってください
「参照」→「参照する」 ※「に」は不要です (例)参照してください ・ 参照なさってください ・ ご参照ください
◇「ご参照ください」の形が一番よく使われています。
② 意味の違い
「Aを参考にしてください」=あなたにとって役に立つことがあるかもしれませんので、よろしければAを見て/聞いてください。
(例1)私の体験をお話ししますので、今後の参考になさってください。
(例2)前任者の報告書が残っていますので、参考にしてください。
「Aをご参照ください」=詳しいことはAを見ればわかりますから、見てください。
(例1)弊社にお越しの際は、HPの地図をご参照ください。
(例2)新人研修の詳しい内容については、資料をご参照ください。
※「参照」は、目で見える情報にしか使いません。
※「参照」は、目で見える情報にしか使いません。
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