知り合い(Aさん)に聞いた話。
先日、部下が仕事のミスを謝りに来たそうです。部下は見るからに反省した様子で言いました。
「この度は大変なご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。厚くお詫び申し上げます。」
これを聞いて、Aさんは思わず笑い出してしまったとのこと。
「この度は大変なご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。厚くお詫び申し上げます。」
これを聞いて、Aさんは思わず笑い出してしまったとのこと。
その部下は「本当に」という強調の意味で「厚く」と言ったのですが、これは間違いです。「お詫び申し上げます」に対しては「深く」を使ってください。企業や政府の謝罪会見でよく耳にする表現ですね。
(例) 皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
一方の「厚く」は「お礼申し上げます」とセットで使われる言葉です。
(例)このようにたくさんの方々にご協力いただき、厚くお礼申し上げます。
料理で言えば砂糖と塩を間違えるようなもので、食べた人はびっくりします。 笑ってもらえたのは運が良いだけ。普通はそうは行きません・・・
「深く」+「お詫び申し上げます」
「厚く」+「お礼申し上げます」
一方、「心から」という便利な言葉もあります。お詫びでも、お礼でも、両方に使うことができます。
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