Aさんは、職場の食事会の幹事になりました。店を決めるため、ほかの人に食べ物の好みを
聞いて回っています。次の聞き方は適切でしょうか。
<解答>
この聞き方はストレートすぎます。「嫌い」の代わりに「苦手」を使ったほうが、相手は答えやすく
なります。
<解説>
「嫌い」という言葉は、強い拒否を表します。
食べ物のことで、そこまで強く好き嫌いを主張するのは大人としてわがままな気がして、相手は
正直に答えにくくなります。親切なようで、親切ではない聞き方です。
こうした場面では、「嫌い」の代わりに「苦手」を使うと、ストレートすぎず、相手は自分の好みを
自由に言いやすくなります。
A: そろそろお店を決めようと思うんですが、Bさん、何か苦手な物はありますか?
B: そうだなあ、できればあんまり辛くない物がいいなぁ・・・
◇ 「苦手」は「あまり好きじゃない」ぐらいの意味で、「嫌い」のようなきつさがありません。
◇ また、「苦手な物」には、体調、体質などの理由で、「嫌い」ではないけれども「避けたい物」も
含まれるので、より親切な質問になります。
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