2011年5月23日月曜日

失礼!

次の2つの表現の違いは何でしょうか。


1 失礼します
2 失礼しました





1の「失礼します」は単なる挨拶です。
お客様の会社に、ドアを開けて入る時、「失礼します。」上司の部屋やに入るとき、部屋から出るときも「失礼します」ですね。電話を切るときもそうです。失礼かどうかは無関係です

これに対して、2の「失礼しました」は謝罪の意味を持ちます。
電話を切るときに「失礼しました」と言ったら、それは、あなたがミスを犯したということですよね。そうでない場合に「失礼しました」と言って電話を切ったら、一体なにを間違ったのだろう、と不思議に思われるでしょう。

部屋を出るときに「失礼しました」と言うのは、やはりトラブルなどのために、上司やお客さんに謝った時ですね。
そうではないときに「失礼しました」と言ったら、上司やお客さんは、あなたが何か間違ったのかと、不審に思います。帰る時は「失礼します」と言えばいいのです。

先日ある飲食店でこんな光景がありました。アルバイトの学生が皿を落として大きな音を立ててしまったんです。そんなときは周囲のお客さんに対して、「失礼しました!」と必ず言いますよね。これはお客様に迷惑をかけたことへの謝罪です。
ところがその学生は「失礼します!」と言ったんです、それも大声で。当然、お客さんは(失礼とは思いながらも)大笑いです。その学生がそのまま逃げて帰るみたいに聞こえたからです。

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