(誤) この試験に受かれる人は少ない。
(正) この試験に受かる人は少ない。
◇ 「受かる」はそれだけで可能の意味があります。受かれる、とは言いません。
(正) 今から勉強すれば、きっと受かるよ。頑張って。
2011年5月30日月曜日
2011年5月27日金曜日
参考と参照の使い分け
先週、このコーナーで「参考」という言葉の使い方を取り上げました。
さて、よく似た言葉に「参照」があります。皆さん、使い分けはわかりますか。
① 形の違い(動詞として使う場合)
「参考」→「参考にする」 ※「に」が必要です (例)参考にしてください ・ 参考になさってください
「参照」→「参照する」 ※「に」は不要です (例)参照してください ・ 参照なさってください ・ ご参照ください
◇「ご参照ください」の形が一番よく使われています。
② 意味の違い
「Aを参考にしてください」=あなたにとって役に立つことがあるかもしれませんので、よろしければAを見て/聞いてください。
(例1)私の体験をお話ししますので、今後の参考になさってください。
(例2)前任者の報告書が残っていますので、参考にしてください。
「Aをご参照ください」=詳しいことはAを見ればわかりますから、見てください。
(例1)弊社にお越しの際は、HPの地図をご参照ください。
(例2)新人研修の詳しい内容については、資料をご参照ください。
※「参照」は、目で見える情報にしか使いません。
※「参照」は、目で見える情報にしか使いません。
ラベル:
ビジネスメール
2011年5月26日木曜日
2011年5月25日水曜日
2011年5月24日火曜日
2011年5月23日月曜日
2011年5月20日金曜日
どうぞ参考にしてください と ぜひご覧ください
先日、このコーナーで「参考にしてください」という表現を取り上げましたが、その後ある方から質問をいただきました。
(質問)
商談で資料などを渡す際、「参考にしてください」の代わりに「ご覧ください」を使ってもいいのですか?
(回答)
はい、どちらを使ってもかまいません。
「参考にしてください」
相手が興味を持っていることに関する資料や情報を、「もしよければ見てください、何か役に立つことがあるかもしれませんので」という気持ちで渡すときに使います。押しつけがましさはまったくありません。控えめな印象でありながら「役に立つ情報があるかも」とほのめかす、便利な表現ですね。
「ご覧ください」
「見てください」と完全に同じ意味です。「見てもらいたい」という気持ちが強いのであれば、こちらを使ったほうが、相手が見てくれる可能性は高いでしょう。
「参考にしてください」の前には「どうぞ」、「ご覧ください」の前には「ぜひ」が馴染みます。(逆にしても間違いではありませんが。)
「参考にしてください」の前には「どうぞ」、「ご覧ください」の前には「ぜひ」が馴染みます。(逆にしても間違いではありませんが。)
(例)こちら、新しいマンションの資料です。ぜひご覧ください。」
ラベル:
気になる日本語
2011年5月19日木曜日
2011年5月18日水曜日
2011年5月17日火曜日
2011年5月16日月曜日
2011年5月13日金曜日
「参考してください」は間違いです
商談の時、資料を渡しながら「こちら、参考してください」と言う人がいますが、これは間違いです。「参考」という名詞は、直接「する」をつけて「参考する」という動詞にできません。したがって、次の言い方はすべて間違いです。
(誤)参考してください
(誤)ご参考ください
(誤)ご参考いただけますか
「参考」を動詞にして使う場合は間に「に」を入れて「参考にする」という言い方をします。
(正)こちらの資料を参考にしてください<参考になさってください。
では、受け取る側は何と言えばいいのでしょうか。
「ありがとうございます、拝見します」と言って受け取ってください。
もし「はい、参考にいたします」と言うと、「使えるかどうかわからないけど、とりあえず見ておきます」くらいの軽い意味になって失礼です。
ではでは、後日、その資料が役に立ったお礼を述べる場合は?
「先日の資料ですが、大変参考になりました。ありがとうございました。」が正解です。
(誤)参考してください
(誤)ご参考ください
(誤)ご参考いただけますか
「参考」を動詞にして使う場合は間に「に」を入れて「参考にする」という言い方をします。
(正)こちらの資料を参考にしてください<参考になさってください。
では、受け取る側は何と言えばいいのでしょうか。
「ありがとうございます、拝見します」と言って受け取ってください。
もし「はい、参考にいたします」と言うと、「使えるかどうかわからないけど、とりあえず見ておきます」くらいの軽い意味になって失礼です。
ではでは、後日、その資料が役に立ったお礼を述べる場合は?
「先日の資料ですが、大変参考になりました。ありがとうございました。」が正解です。
2011年5月12日木曜日
参考してください?
(誤)よろしければこちらの資料を参考してください。
(正)よろしければこちらの資料を参考にしてください。
◇「参考する」という動詞はありません。「参考」の後に「に」をつけて、「参考にする」で使います。
(正)去年の資料を参考にして、今年の研修資料を作成した。
(正)よろしければこちらの資料を参考にしてください。
◇「参考する」という動詞はありません。「参考」の後に「に」をつけて、「参考にする」で使います。
(正)去年の資料を参考にして、今年の研修資料を作成した。
2011年5月11日水曜日
2011年5月10日火曜日
違和感を感じる?
(誤)彼の意見に違和感を感じた人は多いだろう。
(正)彼の意見に違和感を覚えた人は多いだろう。
(正)彼の意見に違和感を覚えた人は多いだろう。
◇「〇〇感」という名詞と「感じる」という動詞をセットで使うと、しつこくなります。代わりに、「覚える」という動詞を使います。
◇その他の例
危機感/充実感/優越感/劣等感/達成感/罪悪感/責任感+覚える
危機感/充実感/優越感/劣等感/達成感/罪悪感/責任感+覚える
2011年5月9日月曜日
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