2012年1月17日火曜日

預ける vs 預かる (第2回)

昨日に続き、「預ける」「預かる」についてです。

【質問】
「預ける」と「預かる」は、実際の会話でどのように使いますか。例を教えてください。

【回答】
<預かる>
ビジネスシーンでよく使われるのは「預かる」のほうです。「預かりします」という謙譲の形でよく使います。「お預かりします」という言い方には「私が責任を持って大切に守ります」という響きがあるので、相手に安心感を与えます
以下、典型的な場面を挙げます。

(店員が、レジで)
・クレジットカードをお預かりします
・一万円、お預かりします

(お客様に保管を申し出るとき)
・よろしければ、コートをお預かりしましょうか
・大きいお荷物は、入り口の脇のクロークでお預かりします

(伝言を受けたとき)
部下  お留守の間に、部長がお見えになりました。
課長  あ、そう?
部下  はい、伝言をお預かりしています。(伝言内容を伝える)

<預ける>
典型的な場面はありませんが、例えば次のような会話で使われます。

・すみません、この近くにスーツケースを預けられる場所はありますか。
・育児休暇が終わるので仕事に戻りたいんですが、子どもを安心して預けられるところが無くて、困ってるんです。

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