2011年7月25日月曜日

2枚があります?

何度も取りあげている話題ですが、あらためて。


(先日、会社の会議で実際にあった会話)
一か所、助詞の間違いがあります。どこでしょうか。

Aさん: すみません、資料が1枚足りないんですが。
Bさん: あ、ここに2枚がありますよ。

そうです。「2枚があります」の【が】は必要ありませんね
正しくは「2枚あります」です。
次の会話も、同じ間違いのパターンの例です。

A: あの部署、新入社員は何人いますか?
B: 3人います。(正しくは、3人います)

物や人の存在を表す文では、「資料【が】あります」のように、主語に【が】を付けます。数量を加えたいときは「資料が2枚あります」となります。主語を省略して数量だけ言う時は、「2枚あります」です。これらの場合の「2枚」は「たくさん」「少し」といった、量や程度を表す副詞と同じ役割をしているのです。数量を副詞的に使う場合、後ろに【が】をつけてはいけません



この間違いは最上級者にも多く(本当に多いんです!)、せっかくの印象が台無しです。絶対にやめましょう。
(参考 2/24 【習うより慣れろ】 )

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