2012年2月10日金曜日

心よりお祝いいたします?

春は卒業、入学、就職、昇進などお祝い事の多い季節です。
次の文は、ある方の昇進をお祝いするメールの中の一文ですが、間違っている所があります。それはどこでしょうか。

「この度は名古屋支店長にご就任とのこと、心よりお祝いいたします。」


【解答】

(誤) 心よりお祝いいたします。   (正) 心よりお祝い申し上げます

【解説】

「心よりお祝い申し上げます。」は、あらたまったメールや手紙で使われる決まった表現です。
「申し上げます」には、相手に対して深く丁寧におじぎをしているイメージがあります。
「お祝いいたします。」とは書きません。

◇ さまざまなお祝いのメールや手紙で使えます。

(例) この度は新支店を開設されたとのこと、心よりお祝い申し上げます。(× お祝いいたします。)
(例) この度は本社事業部長にご栄転とのこと、心よりお祝い申し上げます。(× お祝いいたします。)


◇ 次のように、「おめでとうございます。」の後で、使うこともできます。

(例) この度はご結婚、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
(例) Yさん、この度はご出産、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

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